トルコ南部で発生した地震を受けて、消防庁は7日、国際救助隊を被災地に派遣し、捜索や救助活動などにあたると明らかにしました。
韓国政府は、トルコ政府の要請を受け、捜索や救助活動を支援するために、国際救助隊を派遣することを決めました。
救助隊は7日午後、京畿道(キョンギド)南楊州(ナミャンジュ)で救助活動の準備を終えたあと、出国する予定です。
消防関係者によりますと、61人の隊員が派遣される予定だということです。
1997年に設立された国際救助隊は、初年度にカンボジア・プノンペン空港でのベトナム旅客機墜落事故、2015年のネパール地震、2019年のハンガリー・ドナウ川の遊覧船沈没事故など、これまで十数回にわたる海外活動を展開してきました。
一方、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は7日、トルコの震災からの復旧を後押しするため、韓国軍の輸送機の緊急派遣を指示しました。
軍によりますと、輸送機は遅くとも8日朝には現地に向けて出発する見通しで、航路上の各国と領空通過などの関連手続きを行っているということです。