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文化

コンテンツ貿易 黒字額が過去最多に

Write: 2023-03-07 10:15:26Update: 2023-03-07 10:23:10

コンテンツ貿易 黒字額が過去最多に

Photo : YONHAP News

韓国のドラマや映画、音楽分野の貿易収支が、去年、過去最多を更新したことがわかりました。 
 
韓国銀行によりますと、韓国のコンテンツの輸出は、去年17億200万ドルと、前の年に比べ47.9%と大きく増えました。
 
一方でコンテンツの輸入は4億6700万ドルで、前の年に比べ9.7%の増加にとどまり、音楽・映像および関連サービスの収支は12億3500万ドルの黒字となり、統計を開始した2006年以来最多となりました。
 
コンテンツ貿易の黒字額は、東南アジアや中国で巻き起こった韓流ブームを背景に、2014年の8000万ドルから2015年には2億4500万ドル、2016年には5億2000万ドルと、大きく増えました。
 
しかし、2016年に韓国が高高度迎撃ミサイルシステム「サード」の配備を発表して以降、中国が報復措置として、韓流文化の輸入を規制したことから、韓流による貿易収支の黒字額は減少を続け、2020年には2億200万ドルとなりました。
 
ところが、翌年の2021年には7億3000万ドルと、増加に転じ、去年は12億3500万ドルまで増加しました。
 
背景には、アジアだけでなく世界でK-POPや韓国ドラマの存在感が高まっていることがあります。
 
BTSやBLACK PINKなど、韓国のアイドルグループが世界中で活躍していて、いまやK-POPはひとつの音楽ジャンルとして認められています。
 
ネットフリックスなど動画配信サービスの普及に伴い、韓国ドラマの人気も高まっていて、2021年には「イカゲーム」が大ヒットし、去年は「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」が話題を呼びました。アメリカメディアによりますと、ネットフリックスは2021年に15作の韓国コンテンツ、2022年は25作を配信しましたが、ことしは最多となる34作の配信を予定しているということです。
 
韓国政府は、韓流コンテンツに対する支援を拡大する方針で、去年末に発表した「放送映像産業振興の中長期計画」によりますと、放送映像産業の売上高を2027年までに30兆ウォン水準に引き上げることを目標に、技術普及や人材育成、制作インフラの整備などを後押しする考えです。

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