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政治

尹大統領「韓日関係はゼロサムではなくウィンウィン」

Write: 2023-03-21 13:30:27Update: 2023-03-21 18:42:26

Photo : YONHAP News

尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、「韓日関係は過去を乗り越えなければならない」として、韓日関係改善の必要性を強調しました。 
 
尹大統領は21日の閣議で、イギリスのチャーチル元首相の「現在と過去の間で争いを起こすなら、必ず未来を逃すことになる」という言葉を引用し、「韓日関係は過去を乗り越えなければならない」と述べました。
 
尹大統領は、これまで韓日関係は破局寸前の状態で放置されていたと指摘し、激しさを増すアメリカと中国の対立やグローバル供給網の危機、北韓による核の脅威など、韓国を取り巻く国際環境において、韓日協力の必要性はさらに大きくなったと語りました。
 
そのうえで、「韓日関係はゼロサムではない」として、両国がウィンウィンの関係になれると強調しました。
 
日本の「反省と謝罪」については、1998年に当時の金大中(キム・デジュン)大統領と小渕総理大臣が発表した「韓日共同宣言」や2010年の菅直人総理大臣の談話に触れながら、これまで日本は数十回にわたり歴史問題に対する反省とお詫びの気持ちを表明してきたと説明しました。
 
このほか、尹大統領は、韓日首脳会談で共有された方向性を実現させるための計画についても説明しました。
 
まず、外交・経済当局間の戦略対話をはじめとする二国間の協議体を復活させるとともに、国家安全保障会議レベルの経済安全保障対話を発足させるということです。
 
尹大統領は、経済安保対話が、中核技術における協力や供給網などで韓日共同の利益を増進し、協力を強化するきっかけになるだろうとして、輸出手続きを簡素化できる優遇措置の対象国に日本を再指定するため、必要な法的手続きに着手するよう、産業通商資源部長官に指示する予定だと述べました。
 
また、文化交流が活発になり、日本国民の韓国観光が増えれば、内需の回復や地域経済の活性化にも大きく貢献するだろうとして、「韓日関係の正常化は未来世代、若者世代に大きな希望とチャンスになるだろう」と強調しました。

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