メニューへ 本文へ
Go Top

サイエンス

南極植物がカビで枯れる 異常気象が影響か 韓国研究チーム

Write: 2023-05-23 15:32:08Update: 2023-05-23 15:33:38

南極の植物にカビが発生し枯れていく現象を、韓国の研究チームが世界で初めて確認しました。異常気象の影響とみられています。 
 
海洋水産部によりますと、極地研究所の研究チームは2020年に、南極の世宗(セジョン)科学基地の近くで、南極の植物「ナンキョクミドリナデシコ」の葉が黄色に変わり、徐々に白く枯れていく様子を確認したということです。
 
研究チームは、この植物を枯らすカビのゲノム解析を行い、その結果が、世界的な学術誌「プラントディジーズ」の4月号に掲載されました。
 
研究チームは、もともとこの植物に共生していた無害の菌が、20度を超える南極での異常気象の影響で、病原菌として活性化したと推定しています。
 
世宗科学基地がある西南極の気温は、1年の平均気温がこの50年間で3度以上上昇し、生態系に大きな変化が起きています。
 
研究チームは今後、気候変動が、病原菌の活性化に具体的にどのような影響を及ぼしたかについて分析する計画です。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >