政府は31日、東京電力福島第一原子力発電所に派遣した専門家グループによる視察の結果を発表します。 
 
国務調整室によりますと、視察団長の劉國熙（ユ・グッキ）原子力安全委員長は、31日に会見を開き、福島第一原発の汚染処理水の安全性について今月21日から5泊6日にわたって行った確認の結果を説明する予定です。
 
劉委員長は帰国後、報道陣に対して、「2021年8月から韓国原子力安全技術院の専門家らが検討してきた内容をもとに、現場で確認すべき事項をひとつひとつ確認した。現場で見るべきものを見て、資料で要求すべきものは要求した」と語りました。
 
一方、韓悳洙（ハン・ドクス）国務総理は、30日の閣議で、視察団の活動に触れ、「汚染水は、科学的な安全性が十分に担保され、国際法や国際基準に則った方法で処分されるべきだ。これは政府が一貫して取っている立場であり、いかなる場合にも揺るがない原則だ」と述べました。
 
また、視察団に対しては、現地で直接確認した結果を国民に明確かつ詳細に報告するよう呼びかけました。