メニューへ 本文へ
Go Top

社会

韓国、検察総長が辞任 政界進出の可能性も

Write: 2021-03-04 14:55:55Update: 2021-03-04 15:41:34

韓国、検察総長が辞任 政界進出の可能性も

Photo : YONHAP News

韓国検察のトップ、検事総長にあたる尹錫悦(ユン・ソギョル)検察総長は4日、大検察庁の前で記者会見を行い、辞意を表明しました。
これを受けて文在寅大統領も辞任を受け入れました。
尹総長は記者会見で「韓国社会が築き上げた正義と常識が崩れるのはこれ以上、見るに堪えない」として、検察総長を辞任する意向を表明しました。
これに先立って、尹総長は2日と3日、政府与党が推し進める重大犯罪捜査庁設置に関する立法について「法治を抹殺し、憲法を破壊する立法だ」として強く批判しました。
2月に発議された重大犯罪捜査庁法の制定案によりますと、不正犯罪や経済犯罪、公職者犯罪、選挙犯罪などの6大犯罪に対する検察の直接捜査機能を全面的に廃止して、検察が担当する直接捜査権限を重大犯罪捜査庁に移管するという内容になっています。
これについて尹総長は「検察に対する捜査権のはく奪は、捜査と起訴、裁判へと続く有機的な流れを絶ち、不正が横行し、結局は国民が被害を受けることになる」とする考えを示していました。
尹総長は、文在寅(ムン・ジェイン)政権発足と同時にソウル中央地方検察長に任命されて朴槿恵前政権の国政介入事件を捜査し、2019年7月に検察総長に就任しました。
検察総長就任後は、文在寅政権をめぐる疑惑の捜査に力を注ぎ、政権との対立を続けてきました。
一方、尹総長は反文在寅政権側の次期大統領候補として世論調査でも多くの支持を集めていて、辞任後、政界に進出するかどうかに注目が集まっています。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >