北韓が1日午前、またミサイルを発射しました。
韓国軍の合同参謀本部によりますと、韓国の国軍の日にあたる1日、北韓は午前6時45分ごろと7時3分ごろに、首都の平壌（ピョンヤン）付近の順安（スナン）付近から韓半島の東の海、東海に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射したということです。 
ミサイルの飛距離はおよそ350キロ、最高高度はおよそ30キロ、速度はおよそマッハ6でした。
韓国軍は1日に「国軍の日」を迎え、忠清南道（チュンチョンナムド）鶏龍台（ケリョンデ）で大規模な記念式典を開き、北韓の核とミサイルに対応する先端戦力を披露する予定にしていて、北韓がこれに反発し挑発に乗り出した可能性があります。
北韓は先月下旬に、アメリカ軍の原子力空母「ロナルド・レーガン」が韓米合同演習のため、釜山に入港してから挑発を続けており、30日に実施された韓日米3か国による対潜水艦訓練に反発した可能性もあります。
北韓は、6日前の25日に平安北道（ピョンアンプクト）南西部の泰川（テチョン）付近から東海に向けてSRBM=短距離弾道ミサイル1発を発射、28日午後には、平壌の順安（スナン）付近から東海に向けて弾道ミサイル2発を発射し、29日にもSRBM2発を発射しています。
北韓のミサイル発射は、今週4回目で、尹政権に入ってからは8回目となります。