新型コロナウイルスの「第4波」の感染拡大が収まらないことを受け、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、8月初めにとる予定だった夏休みを無期限延期することに決めました。
大統領府青瓦台の報道官は22日、「文大統領の夏休みは8月初めに予定されていたが、深刻な新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、延期することに決めた」と明らかにしました。
文大統領は、東京オリンピックの開会式や韓日首脳会談開催の可能性などを考慮し、その日程が終わった直後の8月初めに、夏休みに入ることを計画していましたが、7月に入って感染者が急増し、政府の感染防止対策「社会的距離の確保」のレベル引き上げが依然として効果が得られていないことから、夏休みを無期限延期することに決めたということです。
文大統領が夏休みの日程を取り消したのは今年で3年目です。一昨年は、日本政府が貿易管理上の優遇措置を適用する「ホワイト国」から韓国を除外する方針を発表したことを背景に休暇を取り消し、去年は集中豪雨によって首都圏と中部地方を中心に被害が相次いでいることを受け休暇を取り消しました。