158人が亡くなった梨泰院(イテウォン)の転倒事故をめぐり、遺族らが10日、事故の真相究明などを求め、協議会を発足させました。
発足したのは、犠牲者97人の遺族170人による「遺族協議会」です。
「遺族協議会」は10日に会見を開き、政府の対応を強く批判するとともに、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の謝罪、警察を管理・監督する李祥敏(イ・サンミン)行政安全部長官の解任、誹謗中傷などによる二次被害への対応や遺族らの心のケアなどを求めました。今後、事故の真相究明と行政や警察などの責任を追及していくとしています。
協議会は事故から49日目となる今月16日に、事故が起きた場所で犠牲者を悼む市民追悼祭を開くとしています。テーマは「私たちを覚えておいてください」だということです。