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社会

梨泰院転倒事故で龍山区長ら逮捕 安全対策を怠った疑い

Write: 2022-12-27 14:13:06Update: 2022-12-27 15:24:56

梨泰院転倒事故で龍山区長ら逮捕 安全対策を怠った疑い

Photo : YONHAP News

梨泰院(イテウォン)の転倒事故を未然に防ぐための安全対策を怠ったとして、業務上過失致死傷などの疑いで、龍山(ヨンサン)区庁の朴熙英(パク・ヒヨン)区長と、チェ・ウォンジュン安全災害課長が逮捕されました。 
 
警察庁の特別捜査本部が、梨泰院転倒事故の一次的責任が問われている公的機関の容疑者を逮捕したのは、警察関係者以外では今回が初めてです。
 
ソウル西部地方裁判所は26日、業務上過失致死傷および証拠隠滅の疑いがあるとして、朴区長とチェ安全災害課長の逮捕状を出しました。
 
朴区長は、人出が多いハロウィンの安全対策を事前に取らなかったほか、事故発生後も対応が不適切だった疑いが持たれています。特別捜査本部は逮捕状の請求に際して、朴区長が捜査を前に携帯電話を機種変更するなど証拠隠滅を図ったことも理由として挙げました。
 
また、龍山区庁で事故を担当する部署の責任者であるチェ課長は、事故の収拾に必要な措置を意図的に行わなかった疑いがもたれています。
 
事故当時、チェ課長は知人と食事をしていて、区の職員から連絡を受けた後、事故現場に近い緑莎坪(ノッサピョン)駅付近までタクシーで駆けつけましたが、事故現場には行かずに帰宅したことが明らかになっています。
 
現行の災害安全法には、災害や各種事故に対する責任は、国と地方自治体にあると明記されています。
 
そのため特別捜査本部は、事故の対策と収拾における一次的責任がある朴区長とチェ課長が、すでに逮捕された李林宰(イ・イムジェ)前ソウル龍山警察署長など警察に比べて容疑が重いとみています。
 
特別捜査本部は近く、ソウル龍山消防署長など他の機関の容疑者についても、逮捕状を請求する見通しです。
 
ソウル龍山警察署長に続いて、龍山区庁長も逮捕されたことで、特別捜査本部による関係機関の幹部への捜査に弾みがつくものとみられます。

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