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8000m峰14座登頂のキム・ホンビン氏 下山中に遭難し行方不明

Write: 2021-07-20 13:14:18

Thumbnail : YONHAP News

両手の指すべてを失ったにもかかわらず、山岳登山への挑戦を続け、障がい者としては初めて8000メートル峰の14の山すべての登頂に成功した登山家、キム・ホンビン氏が下山途中に遭難し、救助作業が行なわれましたが失敗し、行方不明になったことがわかりました。 
キム氏は18日、世界で12番目に高い中国・パキスタン国境の山ブロード・ピークに登頂したあと、下山中、現地時間の19日午前0時ごろ、7900メートル付近で遭難し、午前9時58分ごろ衛星電話で救助の要請がありました。
付近にいたロシアの登山隊が午前11時ごろ、現場に到着し、昇降機を使って救助作業を行いましたが、15メートルほど引き上げたところで、ロープが緩み、キム氏は墜落したということです。
救助作業を行っていた時点では、キム氏は手を振るほど、意識があったということです。
キム氏が墜落した場所は、ブロード・ピークの中国側で、頂上付近であるため救助隊の派遣が難しいということです。
キム氏は26歳だった1991年に、登頂中に重い凍傷を負い、両手の指すべてを切断しましたが、特殊な手袋をはめて、昇降機にロープを取り付ける方法で再び登頂に挑みました。そして2009年の7大陸の最高峰を制覇したのに続いて、今回、8000メートル峰14座全山登頂という偉業を成し遂げました。 
キム氏は登頂直後、「新型コロナ禍で厳しい生活を強いられている国民を元気づけたかった」と語っています。
パキスタン駐在韓国大使館は、現地の当局に捜索と救助の協力を要請し、パキスタン軍がヘリを投入して、捜索に当たる予定です。

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