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北韓に核施設5か所廃棄求める 去年2月のハノイ会談

Write: 2020-09-14 15:11:37

Thumbnail : YONHAP News

去年2月にベトナム・ハノイで行われた2回目の米朝首脳会談で、アメリカのトランプ大統領は、北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長に対して、少なくとも5か所の核施設の廃棄を求めていたことがわかりました。
AFP通信が、著名ジャーナリスト、ボブ・ウッドワード氏が来週発売する著書「怒り(Rage)」の一部の内容を入手して報じたところによりますと、トランプ大統領は、ハノイでの2回目の米朝首脳会談で金委員長に対して「寧辺(ヨンビョン)の核施設だけでは不十分だ。少なくとも5か所くらいは廃棄しないと役に立たない」と求めたということです。
この「役に立たない」という表現が、どのようなことを意味するのかわかりませんが、北韓が望むレベルの制裁解除が見返りとして示されたものとみられます。
トランプ大統領は当時、金委員長にビッグディール=大きな取り引きを促し、「あなたが背負っている核の重荷から解放されるべきだ」と話したということです。
しかし、金委員長からのさらなる譲歩を得られなかったトランプ大統領は、金委員長に「交渉の準備ができていないようだ」として、別れを告げました。
この本には、トランプ大統領が金委員長とやり取りした手紙の内容や、金委員長が2013年12月にナンバー2とされていた叔父の張成沢(チャン・ソンテク)氏を処刑したあと、その遺体を北韓の高官らに見せたと、トランプ大統領に話したことなどが盛り込まれているということです。
米朝間の交渉や首脳会談の舞台裏が公開されるのは、今回が初めてではありませんが、トランプ大統領が一時、北韓との外交を自らの成果として掲げていただけに、11月の大統領選挙への影響が注目されます。

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