韓国国内でも新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染者が5人確認されました。
一方、新型コロナの感染者は2日午前０時までに新たに5266人が確認され、２日連続で過去最多となりました。
新たな感染者のうち、国内での感染は5242人で、残り24人は海外からの入国者でした。
世界で感染拡大が懸念されているオミクロン株への感染が判明した５人は、仁川（インチョン）市に住む40代の夫婦とその知人の３人と、海外から入国した50代女性２人です。
40代の夫婦の息子と知人の家族３人も新型コロナに感染していて、オミクロン株かどうかの確認を行っているところです。
40代の夫婦と息子は11月24日にナイジェリアから帰国し、次の日に陽性判定を受けました。知人はこの家族を空港まで車で迎えに行ったということです。
また、50代女性２人も先月23日にナイジェリアから入国したあと、オミクロン株への感染が確認されました。
防疫当局は、濃厚接触者に対する検査や感染者の行動履歴の把握に力を入れています。
また、３日午前０時から２週間、国内に入国するすべての旅行客は、ワクチン接種を済ませた人でも10日間の隔離が義務付けられます。
さらに、海外から入国したあとに陽性判定を受けた感染者全員を対象に、変異ウイルスの確認を行うことに決めました。
一方、政府は重症患者用の病床稼働率が全国で80％、ソウルで90％を超えたことを受けて、感染防止対策の強化に関する議論を進めていて、新たな対策は早ければ３日にも発表される予定です。