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民主化運動記念式で国民統合の意思をアピール 尹大統領

Write: 2022-05-18 13:20:40

Thumbnail : YONHAP News

尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は18日、国立5.18民主墓地で開かれた第42回5.18民主化運動記念式の挨拶で、「われわれは42年前、自由民主主義と人権の価値を血をもって守った5月の抗争を覚えている」としたうえで、5.18民主化運動の「5月精神」は「国民統合の礎だ」と述べました。
就任式の挨拶で「統合」という表現が抜けていたとする指摘を受け、尹大統領が直接、政治自体が統合の過程だと説明しましたが、今回はあえて統合のメッセージを強調しました。
尹大統領はまた、光州(クァンジュ)と全羅南道(チョルラナムド)・全羅北道(チョルラブクド)地域が、自由民主主義と人権の価値のうえに、大胆な経済的成果を実現すべきだとしたうえで、AIと先端技術を基盤とした産業の高度化を成し遂げ、力強く跳躍すべきだと述べました。
一方、記念式には大統領室の秘書官や長官をはじめ、与党「国民の力」の議員100人あまりが出席しました。国民の力の議員のほとんどが5.18記念式に出席したのは、今回が初めてです。
また、記念式では革新陣営の歌とされる「あなたのための行進曲」を出席者が立って斉唱しました。
この歌に対する保守陣営の抵抗感が強いため、政府行事では常に問題となり、朴槿恵(パク・クネ)政権当時も、「あなたのための行進曲」を斉唱するよう革新陣営が要求しましたが、当時政府は「合唱」の形を維持する代わりに、出席者が合唱団の歌に合わせて自由に歌えるようにしました。
保守政権の尹政権発足後、初めて開かれた政府の記念式で、「あなたのための行進曲」を斉唱したのは、尹政権の国民統合への意思の表れであるものとみられます。

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