統計庁が10日に発表した雇用動向によりますと、7月の就業者数は2847万5000人で、前の年の同じ期間に比べて82万6000人増えました。
増加幅は7月としては2000年以来22年ぶりに最も大きくなっていますが、2か月連続で縮小しました。
就業者数は、去年3月以降17か月連続で増えていますが、増加幅は1月と2月の100万人超から3月は鈍化し、4月と5月に盛り返したあと、6月に続き7月も前月を下回りました。
政府は、就業者の増加幅の縮小傾向は今後もしばらく続くとみています。
一方、7月の失業者数は83万6000人と、前の年の同じ期間に比べて8万4000人減りましたが、減少幅はやや縮小しました。
失業率は2.9%で、0.3ポイント改善しました。