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穀物の国際価格が下落 ただ輸入価格の上昇は第3四半期も継続

Write: 2022-08-17 15:19:21

Thumbnail : YONHAP News

黒海を通じたウクライナからの穀物輸出が再開されたほか、主要生産国の作況も順調であることから、穀物の国際価格が下落しています。
ただ、韓国には時間を置いて反映されるため、第3四半期の穀物の輸入価格は、第2四半期よりも上昇する見通しです。
国連食糧農業機関がまとめた先月の世界の食糧価格指数は、前の月に比べて8.6%下落し、140.9ポイントを記録。2008年10月以来、14年ぶりにもっとも大きな下落幅となりました。
ロシアによるウクライナ侵攻直後の3月に、過去最高の159.7まで大きく上昇したあと、少しずつ減少していましたが、先月大幅に下落しました。
農林畜産食品部は、黒海を通じたウクライナからの穀物輸出が再開されたのに加え、主要生産国の収穫が始まった小麦の国際価格が大きく落ちた影響とみています。
ただ、穀物の場合は、すでに契約を結んだ穀物が、3~6か月の時間差を置いて輸入されるため、韓国の輸入価格に反映されるまでは、多少時間がかかる見通しです。
農村経済研究院によりますと、第3四半期の穀物の輸入価格は、最近落ちた価格ではなく、ピークに達した第2四半期の価格が反映され、第2四半期に比べておよそ16%上昇するとの見通しを示しました。
また、第4四半期の穀物の輸入価格は、第3四半期よりは多少下落しますが、第2四半期に比べると上昇する見通しです。
農村経済研究院によりますと、韓国の食品業界の場合は、製造原価に占める原材料費の割合が半分を超え、最大78.4%に及ぶと分析しました。
そのため、穀物の輸入価格による負担が、食品価格を引き上げる要因として作用すると説明しました。

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