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「李健熙コレクション特別展」 135点が公開へ

Write: 2021-07-21 13:59:22

Thumbnail : YONHAP News

サムスン電子の故・李健熙(イ・ゴニ)会長が生前に収集し、没後、遺族から寄贈された美術品を展示する「李健熙コレクション特別展」が21日、国立中央博物館と国立現代美術館で同時スタートしました。
寄贈品の一部が公開されたことはこれまでもありましたが、「李健熙コレクション」の代表作だけで構成された大規模な展示会が開かれるのは、今回が初めてです。
「李健熙コレクション特別展」では、ことし4月に故・李健熙会長の遺族が国に寄贈した美術品2万3000点あまりのうち、合わせて135点が展示されます。
入場料は無料で、国民的な関心の高さを裏付けるかのように、オンライン予約が始まると同時に今月分のチケットの予約は満杯となりました。
国立中央博物館で展示される77点の展示品で最も注目を集めるのは、朝鮮時代の画家、鄭敾(チョン・ソン)が描いた「仁王霽色(におうせいしょく)図」です。
そのほかにも朝鮮時代の風俗画家、金弘道(キム・ホンド)の最後の作品「秋声賦図」、三国時代の金銅仏「一光三尊像」、高麗(コリョ)時代の写経など国宝・宝物指定の文化財28点も特別展の展示品に含まれています。
とくに、現存する唯一の千手観音菩薩図など、多くが海外に流出したとされる高麗時代の仏画が2点が寄贈されたことで、この分野の研究も始まりました。
国立中央博物館のある研究員は、「(寄贈により)科学的な分析を試みることができました。高麗仏画の芸術性や技法について、より深く理解する機会になるものと期待しています」と語っています。
一方、国立現代美術館は、韓国を代表する作家34人の主要作58点を展示します。
金煥基(キム・ファンギ)、羅蕙錫(ナ・ヘソク)、文信(ムン・シン)、李應魯(イ・ウンノ)、千鏡子(チョン・ギョンジャ)など日本による植民地支配と韓国戦争を経て誕生した、国民的な画家たちの時代ごとの代表作が網羅されています。
金煥基の絵画のなかでも最も規模が大きい作品「つぼと女たち」、作家自身だけでなく韓国人の自画像とも呼ばれる李仲燮(イ・ジュンソプ)の「牛」など韓国人に愛される作家の作品でラインナップされているということです。

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