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カンヌ監督賞にパク・チャヌク氏 ソン・ガンホさんは男優賞

Write: 2022-05-29 09:55:41

Thumbnail : YONHAP News

第75回カンヌ国際映画祭は、現地時間の28日、コンペティション部門の授賞式が行われ、パク・チャヌク監督が監督賞を、俳優のソン・ガンホさんが男優賞を受賞し、韓国は2冠に輝きました。
パク・チャヌク監督は、映画「別れる決心」で監督賞を受賞し、この映画祭で韓国人監督としては2人目の受賞となりました。
パク監督は、「新型コロナで映画館に客足が途絶える時期もあったが、逆に映画館がどれだけ大切なところなのか知る契機にもなった。これからも映画人として映画を大切に守っていきたい」と受賞の感想を述べました。
韓国人監督としては、2002年にイム・グォンテク監督が「酔画仙」で監督賞を受賞して以来、2度目の受賞になります。
パク監督の6年ぶりの復帰作「別れる決心」は、変死事件を捜査する刑事へジュンが死亡した男性の妻ソレに疑いと魅力を同時に感じながら繰り広げられる話を描いたもので、そのきめ細かい心理描写は、受賞前から「魔法のような演出」といわれ、高く評価されていました。
一方、日本の是枝裕和監督初の韓国映画「ベイビー・ブローカー」で主演した俳優ソン・ガンホさんは、韓国初の男優賞を受賞しました。
韓国の俳優が個人賞を受賞したのは、女優チョン・ドヨンが、2007年映画「シークレット・サンシャイ ン」で女優賞を受賞して以来です。
ソン・ガンホさんは、壇上に立ち、フランス語で「ありがとう」という意味の「メルシボクー」とあいさつした後、「偉大なる芸術家、是枝監督に深い感謝の気持ちを伝えたい」とした上で、カン・ドンウォンさんをはじめ映画で共演した俳優たちにも感謝の気持ちを伝えました。
「ベイビー・ブローカー」は、子供を育てられない人が匿名で赤ちゃんを置いていくことができるように用意されたベビーボックスを巡って出会った人たちの物語を描いていく映画です。
ソン・ガンホさんは、ベビーボックスに置かれた赤ちゃんを養父母に売り渡すブローカー役を演じ、自然体ながらも繊細な感情を表現したその特有の演技が称賛されました。

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