中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの21日までの新たな感染者は、926人確認され、累計で5万591人になりました。 
新たな感染者数は、土日で検査数が少なかったこともあって6日ぶりに1000人を下回りました。
新たな感染者926人のうち、国内での感染は892人で、残りの34人は海外からの入国者でした。
地域別には、ソウル327人、京畿道（キョンギド）237人、仁川（インチョン）85人と首都圏だけで649人に上りました。
死者は24人増えて、合わせて698人になり、1日の死者としてはもっとも多くなりました。致死率は1.38％となっています。
感染は、医療機関だけでなく、学習塾や知人の集まりなど日常生活のさまざまな場面で広がっていて、専門家らは1日の新たな感染者が2000人に達する可能性もあると警告しています。
主な感染事例のうち、ソウル東部拘置所で発生したクラスター＝集団感染では、21日0時までの時点で216人の感染が確認されました。
この拘置所に収監されている李明博（イ・ミョンバク）元大統領は陰性の判定を受けたということです。
政府は、新たな感染者数の推移が、5段階ある政府の感染対策「社会的距離の確保」措置のうちもっとも高いレベルの第3段階への引き上げ基準に当たるとして、措置の引き上げをも含めて多方面での対策を講じています。