新型コロナウイルスの新たな感染者が、初めて2000人を超えました。
中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は11日までに、新たに2223人が確認されました。 1日の新たな感染者2223人のうち、国内での感染は2145人で、残りの78人は海外からの入国者でした。地域別には、ソウル650人、京畿道（キョンギド）648人、釜山（プサン）125人、慶尚南道（キョンサンナムド）139人などでした。
ソウルは先月14日に638人の感染者が確認されてから再び最多記録を更新したほか、京畿道をはじめとする多数の地域でも最多記録を更新したということです。
感染力の強いデルタ株が拡散し、営業所や室内体育施設、教会、療養病院などを中心に集団感染が相次いでいて、感染経路を確認中の割合も増加し、地域社会での隠れた感染が増えている状況です。
中央災害安全対策本部の権德喆（クォン・ドクチョル）第1次長は11日の会議で、1か月以上続けた厳しい防疫措置によって感染拡大を抑えてきたものの、夏休みシーズンの影響で地域間の移動量が増えたと分析しました。
権第1次長は、新型コロナの症状が疑われる場合は、出勤せずにウイルス検査を受け、人が多く集まる観光地を訪問した場合にも、日常に復帰する前にウイルス検査を受けるよう強く勧告しました。
また、独立記念日「光復節」の連休中に外出を控えるキャンペーンも実施するほか、確保したワクチンをできるだけ効果的に活用し、接種日程に支障が生じないようにすると強調しました。