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カカオ障害 国民の生活全般に支障

Write: 2022-10-17 15:05:54

Thumbnail : KBS News

韓国で圧倒的なシェアを持つメッセンジャーアプリ「カカオトーク」が、データセンターの火災で15日にダウンし、いまも機能は完全に復旧していません。 
 
科学技術情報通信部によりますと、15日午後、カカオの電算システムが置かれているソウル近郊の城南(ソンナム)市のデータセンターで火災が起き、電源が遮断されました。この影響でメッセンジャー機能だけでなく、地図やタクシー配車、決済サービスなどが一時すべて使えない状態になりました。
 
なかでも4320万人の利用者を抱えるメッセンジャーアプリ、カカオトークは、日常生活や仕事などで最も多く利用されていて、利用者は大きな不便を強いられました。カカオトークを利用して予約や問い合わせを受け付けている自営業者や一部企業の業務にも影響が出ました。
 
16日午前1時半から電源の供給が再開され、復旧作業が進められていますが、17日午前6時時点での復旧率はおよそ95%で、カカオが提供する主な13のサービスのうち、メールサービスなど9つのサービスはまだ完全に復旧していません。カカオトークがサービスを開始してからの12年で、最も長期間のサービス障害です。
 
今回の事故を受けて、圧倒的なマーケットシェアを持つカカオに対して厳しい目が注がれていて、特定企業が様々なサービス提供を担う「一極集中」のリスクを解消すべきとの指摘が出ています。
 
これについて、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は17日、「カカオは民間が運営するものだが、事実上、国家基幹通信網と同じだ」と指摘し、国会と議論して必要な制度を整備していく考えを示しました。

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