最低賃金が来年から1時間8720ウォンに引き上げられます。
最低賃金委員会は13日、会議を開き、来年度の最低賃金をことしより1.5%引き上げて1時間8720ウォンにすることを決めました。
引き上げ幅1.5%は、最低賃金制度を導入した1988年以来、もっとも低いものです。
最低賃金を審議する最低賃金委員会は、労働組合側委員9人、経営者側委員9人、そして、政府側の公益委員9人の、合わせて27人で構成されていますが、13日の会議には、引き上げ幅に反発した労働組合側委員4人が出席せず、残りの5人も途中で退席したため、労働組合側委員9人全員がいないなかで最低賃金が決まりました。
引き上げ幅について公益委員は、労働者の生計費改善分1%にことしの物価上昇率の見通し0.4%、経済成長率の見通し0.1%を足して算出したと説明しています。
来年度の最低賃金は、異議申し立ての手続きを経て、雇用労働部長官が来月5日、告示します。