アメリカのオバマ大統領は、2日、韓米の交流団体の席で、北韓に対し哨戒艦沈没事件の責任を問い、侵略を阻止するため、韓国と協力していく方針を明らかにしました。
これは、2日アメリカ・ニューヨークで開かれた韓米交流団体「コリアン・ソサイアティ」の晩餐会に送られたオバマ大統領のビデオメッセージに盛り込まれていた内容です。
このメッセージでオバマ大統領は「韓国政府とアメリカ政府は引き続き緊密に協議する方針だ。今月、李明博（イ・ミョンバク）大統領とカナダで会えるものと期待している。我々は韓国と共に備え、そして北韓の侵略行為を阻止する方針だ。哨戒艦沈没は、正当な理由のない北韓の侵略行為だ。この事件で韓国と李明博大統領は、すばらしい忍耐と自制を見せてくれた。アメリカは韓国を全力で支持しており、両国間の同盟は持続されるだろう。韓米同盟の必要性は、いつにもまして高まっている」と述べました。
さらに、「我々は国連安保理や同盟国などと協力して北韓に哨戒艦沈没の責任を問う方針だ。北韓に対して、安全保障は、侵略ではなく義務を守るときに得られるものであることをはっきり示したい」と強調しました。
オバマ大統領は、最後に韓国語で「共に歩みましょう」と述べ、両国間の協力を繰り返し強調しました。