先月上旬、東海で北韓にだ捕された韓国のイカ釣り漁船「テスン号」が7日午後4時に韓国側に戻ってくることになりました。
北韓の朝鮮赤十字会は、6日、大韓赤十字社宛に電話通知文を送り、「北韓の排他的経済水域を侵入した韓国漁船と乗組員を7日午後4時に東海の軍事境界線から送還することにした」と発表しました。
これより先に北韓の朝鮮中央通信は6日、漁船を送還する方針を伝え、 「乗組員たちは自分たちの違反行為を認め、再発防止を約束した。また韓国の大韓赤十字社が漁船と乗組員の送還を執拗に要請したことも考慮した」と明らかにしました。
北韓は、先月8日に、北韓の排他的経済水域と推定される東海で操業中の韓国漁船「テスン号」をだ捕し、これまで抑留していました。
この漁船には、韓国人4人と中国人3人の合わせて7人が乗り込んでおり、韓国は、漁船と乗組員全員の早期送還を求める大韓赤十字社名義の電話通知文を先月2回に渡って北韓に送っています。
これで「テスン号」は、北韓にだ捕されてから30日目に送還されることになります。