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北韓外交官、去年韓国に亡命 イタリア大使代理

Write: 2020-10-07 10:19:50

Thumbnail : YONHAP News

2018年11月に突如姿を消した北韓のチョ・ソンギル前イタリア駐在代理大使が去年7月、韓国に亡命していたことが6日、明らかになりました。
北韓の外交高官が韓国に亡命していたことから、南北関係にもある程度の影響が予想されます。
与党の消息筋などによりますと、チョ氏は去年7月に妻と第三国を経て韓国に入国しましたが、チョ氏が身辺の保護を強く求めたため、入国した事実は1年以上公開されなかったということです。
これと関連し、国家情報院の関係者は、コメントを控えています。
2017年9月に行われた北韓のミサイル発射などを理由に、イタリア政府がチョ氏の大使就任に同意しなかったため、代理大使を務めていました。
チョ氏は、英語、イタリア語、フランス語など4か国語に精通しているほか、父と義父が北韓の大使を務めた外交エリート一家出身だとされていますが、任期終了を控えた2018年11月はじめに公館を脱出し、行方不明となっていました。
当時チョ氏が姿を消した理由は明らかにされませんでしたが、イタリア政府などの保護下に入り、第3国への亡命を打診している可能性が高いとされていました。
また、去年2月には、チョ氏の娘が北韓に強制的に送還されたという情報をイタリア外務省が入手し、波紋を呼んでいました。
北韓の高官が韓国に亡命したのは、1997年にファン・ジャンヨプ元労働党秘書以来のおよそ20年ぶりで、2011年に金正恩(キム・ジョンウン)政権が発足してからは、初めてだということです。
参事官や公使級の中では、2016年に太永浩(テ・ヨンホ)元イギリス駐在北韓公使が韓国に亡命しています。

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