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北韓、飛翔体2発を発射 韓国政府は憂慮表明

Write: 2021-03-25 14:34:15

Thumbnail : YONHAP News

北韓は25日、咸鏡南道(ハムギョンナムド)咸州(ハムジュ)付近で、韓半島東の海、東海(トンヘ)に向けて短距離弾道ミサイルとみられる飛翔体を2発、発射しました。アメリカのバイデン政権発足以降、初の飛翔体発射です。
韓国軍合同参謀本部は25日、午前7時6分ごろと午前7時25分ごろに咸鏡南道咸州付近から東海上に向けて発射された短距離ミサイルとみられる飛翔体2発を確認したと明らかにしました。
今回、発射された飛翔体は、飛行距離およそ450キロ、高度およそ60キロで、韓国とアメリカの情報当局がさらに詳しい分析を行っているということです。
仮に、今回、発射された飛翔体が弾道ミサイルである場合、北韓が去年3月29日に江原道(カンウォンド)元山(ウォンサン)で発射したとする「超大型放射砲」以来、およそ1年ぶりです。
北韓は最近、金与正(キム・ヨジョン)労働党部長が16日に韓米合同軍事演習を非難したほか、崔善姫(チェ・ソニ)第1外務次官も18日、「北韓を敵対視する政策を撤回すべき」とする談話を発表しており、これに続く飛翔体発射という点で注目されます。
一方、韓国政府は飛翔体発射直後の25日午前9時、徐薫(ソ・フン)国家安保室長らが出席して、国家安全保障会議(NSC)常任委員会の緊急会議を開きました。
国家安全保障会議常任委員会は、アメリカで対北韓政策の見直しが行われている最中、北韓が飛翔体発射を行ったことに深い憂慮を示すとともに、アメリカをはじめとする関係国と発射の背景や意図などについて精密に分析することに決めました。
国家安全保障会議常任委員会は、今のところ飛翔体について「弾道ミサイル」と最終判断を下してはいませんが、韓米両国は「短距離弾道ミサイル」である可能性が高いと考えています。
弾道ミサイルの発射は、射程距離とは関係なく、国連安保理決議の違反に当たるため、アメリカなど国際社会の対応が注目されます。

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