メニューへ 本文へ
Go Top

金与正氏 韓米合同軍事演習を非難する談話発表

Write: 2021-08-10 11:35:21

Thumbnail : YONHAP News

北韓の金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長は10日、談話を発表し、韓米が合同軍事演習を始めたことを非難しました。 
金副部長は、談話のなかで「韓国とアメリカが情勢の不安定化を一層高める合同軍事演習を始めた。韓国の当局者たちの裏切り行為のような対応に強い遺憾の意を表する」と述べました。
また「合同演習は、北韓を力で抑えようとするアメリカの敵視政策の表れだ。繰り返し行った警告を無視して強行した韓国とアメリカの危険な戦争演習は、必ず自らをさらに厳しい安全保障の脅威にさらすことになる」とけん制しました。
また金副部長は、「アメリカ軍が韓国に駐留している限り、韓半島情勢を周期的に悪化させる要因は決して取り除かれないだろう」と強調し、北韓がしばらく言及しなかった、「韓国駐留アメリカ軍の撤退」に触れました。
アメリカに対する非難の度合いも強まりました。
「アメリカ政府が掲げる『外交的関与』と『前提条件のない対話』は、アメリカの侵略的な思惑を隠すための偽善に過ぎない」と非難し、「どんな軍事的行動にも速やかに対応できる防衛力と先制攻撃能力の強化にさらに拍車をかける」と強調しました。
これについて、米中対立が深まるなかで、中国の戦略的立場と足並みを揃えたものという見方が出ています。
金副部長の談話は、規模や形式とは関係なく、北韓を狙った韓米合同軍事演習は容認できないという金委員長の方針を再確認し、今後も「強対強、善対善という原則にもとづいて、防衛力を強化していく」という考えを鮮明にしたものとされます。
韓国とアメリカは今月10日から13日まで、危機管理参謀訓練を行い、16日から26日まで、本演習の下半期の連合指揮所訓練を行います。
一方、合同参謀本部の関係者は、北韓の挑発の動向について、「韓米の情報当局間の緊密な協力のもと、北韓の動向を見守っているが、いまのところ、新たな動きは見られない」と話しています。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >