メニューへ 本文へ
Go Top

北韓 東海に向けてICBM級ミサイル発射 韓日首脳会談への反発か

Write: 2023-03-16 08:37:17

Thumbnail : YONHAP News

韓日首脳会談が開かれる16日の朝、北韓が韓半島東の海、東海(トンヘ)に向けて長距離弾道ミサイルを発射しました。

このミサイルは、ICBM=大陸間弾道ミサイルの可能性もあるとみられています。

韓国軍の合同参謀本部は、北韓が16日の朝、首都平壌(ピョンヤン)近郊の順安(スナン)付近から東海に向けて発射した長距離弾道ミサイル1発を、午前7時10分頃、捕捉したと発表しました。

ミサイルは通常よりも高い角度で打ち上げる「ロフテッド軌道」で発射され、およそ1千キロ飛行し、東海に落下したということです。

日本の防衛省は、ミサイルは日本のEEZ=排他的経済水域の外側に落下したとみられると発表しています。
 
今回のミサイルがICBMの場合、北韓によるICBMの発射は、先月18日に「火星15」を発射して以来、およそ1か月ぶりです。

また、北韓による弾道ミサイルの発射は、14日に黄海南道(ファンヘナムド)長淵(チャンヨン)付近から発射した2発の地対地戦術弾道ミサイルに続くもので、今年に入って6回目です。

韓日米3か国の安全保障協力の強化が図られるなか、16日に東京で開催される韓日首脳会談をけん制する狙いがあるという見方も出ています。 

大統領室によりますと、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は16日午前、日本に向けて出国する直前、急遽開かれた国家安全保障会議(NSC)の常任委員会に出席し、大陸間弾道ミサイルの可能性がある北韓のミサイル発射について、「北韓の無謀な挑発は明らかな代価を払うだろう」と述べ、韓日米の安保協力の強化を強調しました。
 
尹大統領はまた、13日から実施している韓米合同軍事演習「フリーダムシールド(自由の盾)」を徹底的に遂行するよう、軍に指示したということです。
 
北韓は11日に開いた労働党中央軍事委員会で韓国とアメリカに対し「重大な実践的措置」を決めており、韓国の国家情報院は、北韓が大規模な韓米合同軍事演習への対抗を口実に、来月まで軍事挑発を繰り返す可能性があると指摘しています。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >