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米大統領補佐官「興味深いシグナル」、金正恩氏「対話・対決に準備」発言に

Write: 2021-06-21 14:36:12

Thumbnail : YONHAP News

北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が「対話にも対決にも準備する」と発言したことに対して、アメリカのバイデン政権は、「興味深いシグナルだ」という考えを示し、北韓に対して対話に応じるよう改めて呼びかけました。 
アメリカ・ホワイトハウスのサリバン国家安全保障担当大統領補佐官は現地時間の20日、ABCの番組に出演し、「平壌からの明確なシグナルを待っている。『席に着き、交渉を始めましょう』と言うことだ」と述べました。
また北韓側からホワイトハウスに対し、直接こうした考えが伝えられるかどうかを見守るとしたうえで、「バイデン政権は、韓半島の完全な非核化という最終的な目標に向けて、原則として交渉によって関与する準備ができている」と話しました。
バイデン政権の新たな対北韓政策について、北韓が初めて公式なメッセージを示したことから、米朝間の対話の糸口を見出すために、アメリカが一歩踏み出したものという見方が出ています。
金委員長は、17日の朝鮮労働党中央委員会の全体会議で、対米政策について、「対話にも対決にも準備する」と述べています。
これは、バイデン政権発足後、金総書記が初めて示したアメリカと韓国に向けた公式なメッセージです。
ことし1月の労働党の党大会で、アメリカを「最大の主敵」と称したのに比べると、多少和らいだもので、外交的解決を強調するアメリカが、大義名分となる何かを北韓に提示する場合、対話に応じるというシグナルを送ったものとみられます。
バイデン政権はことし4月に、実用的で外交的なアプローチを強調する新たな対北韓政策を発表し、この政策を説明するため北韓側との接触を要請しましたが、北韓は「受け付けた」という反応だけを示し、対話には応じていません。

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