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米国務省 「韓半島の完全な非核化が目標」

Write: 2022-04-27 13:09:32

Thumbnail : YONHAP News

北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が核戦力の強化などを改めて強調したことを受けて、アメリカ国務省は「北韓が国際社会の脅威であることを再確認させるものだ」とけん制する一方で、「韓半島の完全な非核化が目標だ」と強調しました。
国務省のプライス報道官は26日、金正恩氏が25日の軍事パレードで演説し、「最大限のスピードで核武力を強化、発展させ続ける」などと述べ、核・ミサイル開発をさらに推し進める姿勢を強調したことについて、「北韓が国際社会と安全保障、さらに世界の核不拡散に対する脅威だとするわれわれの評価を再確認するものだ」と述べました。
プライス報道官はまた、「同盟国とともに北韓の挑発や危険な兵器の開発を抑止するために努力している」と述べました。
プライス報道官はそのうえで、「われわれの目標は韓半島の完全非核化に変わりない」と強調し、「北韓には敵意を抱いておらず、外交に前向きに取り組む」と、北韓側に改めて対話を呼びかけました。
一方、アメリカの専門家らは、北韓が近く固体燃料ミサイルの発射実験を行う可能性があると指摘しています。
アメリカのカーネギー国際平和財団の専門家、アンキット・パンダ氏は、パレードの写真をもとに、まだ発射実験に至っていない固体燃料ミサイルが3基あるという見方を示し、北韓が近く発射実験を行う可能性があるという見方を示しました。
また、アメリカのミドルベリー国際問題研究所のジョシュア・ポラック氏は、金委員長の演説について、「責任ある核保有国を強調し、核の使用目的として戦争抑止と根本利益に対する防御をあげている」とし、核兵器を国の死活的な利益への攻撃に対する抑止など防御的なものだと位置づけるアメリカと似ているとして、「北韓はアメリカをモデルとして追求しているようだ」という見解を示しました。

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