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「佐渡島の金山」 推薦書不備で来年の世界遺産登録困難に

Write: 2022-07-28 11:43:08

Thumbnail : YONHAP News

日本政府が世界文化遺産に推薦した「佐渡島の金山」について、ユネスコ=国連教育科学文化機関が「推薦書の不備」を指摘し、審査の手続きが進んでいないことがわかり、来年の登録は難しい情勢となっています。 
共同通信によりますと、「佐渡島の金山」について、日本政府が提出した推薦書が、期限のことし3月1日までにユネスコから諮問機関に送られておらず、来年の登録審査に向けた手続きに入っていないことがわかりました。
複数のユネスコ関係者によりますと、ユネスコは推薦書に「佐渡島の金山」の範囲を示す資料が含まれておらず、「推薦書の不備」を指摘していて、来年の登録は困難な情勢になったということです。
日本政府は、推薦書を提出しなおす方向で調整を進めていますが、来年2月までに終えなければなりません。
ことしの世界遺産委員会はロシアで開かれる予定でしたが、ウクライナ侵攻で延期され、来年以降の開催は不透明です。
江戸時代に金鉱として有名だった「佐渡島の金山」は、第2次世界大戦が本格化したあとには銅、鉄、亜鉛など戦争物資を確保する鉱山としておもに活用されました。
韓半島出身の労働者が多数動員されていて、韓日両国関係の火種となっていることから、日本政府は「佐渡島の金山」の推薦書で、対象期間を16世紀から19世紀半ばまでと限定し、韓半島出身労働者が働いた期間を事実上外しています。

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