アメリカのブリンケン国務長官とオースティン国防長官が来週、韓国を訪問することがわかりました。
外交部が10日、明らかにしたところによりますと、ブリンケン国務長官とオースティン国防長官は、バイデン政権発足後、初となる海外歴訪として15日から日本を訪れたあと、17日には韓国に訪れます。
ブリンケン国務長官とオースティン国防長官は17日に、それぞれ鄭義溶(チョン・ウィヨン)外交部長官、徐旭(ソ・ウク)国防部長官と会談し、翌日には韓米両国の外交・国防当局者による2+2会合に臨む予定です。
2+2会合は、トランプ政権時代に中断されていたため、2016年以来5年ぶりの開催となり、韓米同盟や新型コロナウイルスへの対応などが主な議題になるものとみられます。
また、バイデン政権が対北韓政策を立てる時期であるという点から、韓半島問題がどのように取り上げられるかにも注目が集まっています。
さらに、アメリカの両長官は日本を経て韓国を訪れるということもあって、韓日米3か国の協力についても議論が交わされる見通しです。
この会合でアメリカ側は、韓日米3か国の関係強化を強調するとともに、韓国に対して対中国けん制への参加を呼びかける可能性が高いとされています。
とくに、アメリカが中国をけん制するために主導し、日本、インド、オーストラリアが参加する、いわゆる「クアッド」の首脳会合が12日に開かれる予定であるため、その結果を受けた議論が来週、ソウルで行われるのではないかという見方も出ています。
★2021年10月14日修正