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「中国、尿素1万8700トンの韓国向け輸出手続き進める」外交部

Write: 2021-11-10 13:15:07

Thumbnail : YONHAP News

中国が最近、尿素の輸出前検査を義務付けたことで、ディーゼル車に必要な尿素水の品薄現象が深刻化していますが、外交部は、中国側が尿素1万8700トンの韓国への輸出手続きを進めていると、10日、明らかにしました。
この1万8700トンの尿素が、ディーゼルの貨物トラックの運行に必要な尿素水として製造された場合、2~3か月間使用できる量になるということです。
韓国企業が中国ですでに契約していた尿素、1万8000トンあまりの輸入を進めるため、韓国政府は中国側と協議していて、このうち7000トンは中国側がすでに輸出検査申請を終えた段階だということです。
外交部によりますと、7000トンのうち、一部は輸出検査を完了したということで、中国製尿素が順次韓国に到着するものとみられます。
対応が遅れて品薄現象を招いたとの批判を受けている政府は、中国側に副総理と長官名義の書簡を送るなど、外交チャンネルを動員して中国側と緊密な協議を続けてきたとしています。
政府はまた、オーストラリアやベトナム、ロシアなど10か国あまりと、尿素または尿素水の輸入に向け、協議を行っています。
これに先立ち中国は、尿素の原料である石炭価格の上昇や電力不足を理由に、先月15日から尿素の輸出前検査を義務付けていて、産業用と車両用尿素の97%を中国から輸入している韓国も、尿素の需給に支障が出ています。
尿素水は、ディーゼル車から排出される発がん性物質である窒素酸化物を水と窒素に変える成分で、トラックなどへの設置が義務付けられている窒素酸化物低減装置に必要な必須品目です。

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