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尿素水の品薄で緊急受給調整措置を施行 関税を引き下げへ

Write: 2021-11-11 13:59:39

Thumbnail : YONHAP News

ディーゼル車に必要な尿素水の品薄現象が深刻化していることについて、韓国政府は11日、臨時国務会議を開き、尿素を輸入する際に関税を引き下げる「緊急受給調整措置案」を議決しました。
去年、新型コロナウイルスの感染拡大によってマスクが品薄状態になった際、1976年に物価安定法が制定されてから44年で初めてこの措置がとられ、今回が2回目となります。
政府はまた、工業用尿素と尿素水の関税率を0%に引き下げる大統領令改正案も議決しました。
工業用尿素には産業用と車両用が含まれます。
今回の改正措置の適用期間は12日から来年6月30日までです。
現在、工業用尿素に対して、輸入先が中国やオーストラリアなどFTA=自由貿易協定を結んでいる国なら0%(ASEAN諸国は5%)、そのほかの国は6.5%の関税が適用されています。
会議に参加した金富謙(キム・ブギョム)国務総理は「中国から1万8700トンの尿素が入ってくる予定なので車両用の尿素水の需給には大きな問題はないだろう」としながらも、「需給の正常化には時間がかかるため、厳しい時期を共に耐えなければならない」と語りました。
また、「尿素水が十分に確保されるまで需給を管理し、関税の引き下げなどの税制支援も並行し、輸入先を多角化できるよう支援していく」と述べました。

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