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新政権国務総理候補に韓悳洙氏 保守・進歩両陣営で要職経験

Write: 2022-04-04 11:13:14

Thumbnail : YONHAP News

尹錫悦(ユン・ソンニョル)次期大統領は3日、新政権の初代国務総理候補に韓悳洙(ハン・ドクス)元国務総理(72)を指名しました。
尹氏は発表会見で、韓氏について、「政治党派に関係がなく、実力と専門性を兼ね備えた人物だ」と強調し、「新政権は経済と安全保障が一つになった‘経済安保時代’に徹底的に備えなければならない。韓氏は官民両方での豊かな経験にもとづいて内閣を総括し、国政課題を遂行していく適任者だ」と述べました。
韓氏は、経済官僚出身の通商交渉の専門家です。
全羅北道(チョンラブクド)全州(チョンジュ)出身で、ソウル大経済学科を卒業後、関税庁で公務員生活を始め、経済企画院、現在の企画財政部事務官時代にアメリカに留学し、ハーバード大学で経済学修士・博士号を取得しています。
革新系の金大中(キム・デジュン)政権で外交通商部通商交渉本部長、大統領府青瓦台経済首席秘書官、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権で国務調整室長、経済副国務総理兼財政経済部長官、国務総理を務めたほか、保守系の李明博(イ・ミョンバク)政権時代にはアメリカ駐在韓国大使を務めるなど、歴代の保守系、革新系の政権で要職に起用されました。
国会公聴会を経て正式に任命されますが、国務総理就任には国会議席のおよそ6割を占め、次期政権では巨大野党となる革新系与党「共に民主党」の同意が必要で、革新系政権で要職を務めた韓氏を再登板させることで、高官人事をめぐる混乱を防ぐ狙いがあるとみられています。
尹氏とともに記者会見に出席した韓氏は、「韓国を取り巻く国内外の経済と地政学的環境が非常に厳しいときに国務総理候補に指名され重荷を背負うことになった。光栄であると同時に重大な責任を感じる」と語りました。

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