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韓国初の軍事通信衛星「Anasis-Ⅱ」 打ち上げに成功

Write: 2020-07-21 11:58:38

Thumbnail : YONHAP News

韓国初の軍事専門の通信衛星「Anasis-Ⅱ」が韓国時間の21日午前6時半にアメリカフロリダ州で打ち上げられ、打ち上げは成功しました。
防衛事業庁によりますと、「Anasis-Ⅱ」を積んだロケット「ファルコン9」は韓国時間の21日午前6時半にフロリダ州のケープ・カナベラル空軍基地から打ち上げられました。
「Anasis-Ⅱ」は発射から32分後、高度630キロで予定どおりロケットから分離され、打ち上げから1時間50分後の午前8時19分にフランスの衛星管制センターと初めて通信することができ、打ち上げは成功しました。
「Anasis-Ⅱ」はアンテナとソーラーパネルを開いて、点検を行ったあと、およそ2週間、移動を続け、最終的に高度3万6000キロの静止軌道に投入される予定です。
軌道に乗ってからはおよそ1か月間、性能などの確認が行われます。
韓国軍は2014年にアメリカのロッキード・マーチン社と通信衛星1機の提供を受ける条件でステルス戦闘機「F35A」40機を導入する契約を結んでいて、ロッキード・マーチン社はヨーロッパの航空機大手・エアバス社に通信衛星の製作を依頼していました。
韓国軍はこれまで、民間共用の通信衛星「ムグンファ5号」を運用してきましたが、電波妨害への対応に弱く、セキュリティレベルが低いという問題が指摘されてきました。
「Anasis-Ⅱ」は、従来の通信衛星に比べてデータの送信容量が2倍以上大きく、電波妨害などの攻撃を受けても、通信を維持する能力が高いため、軍事用の安定的な通信網を提供できると期待されています。
打ち上げから3か月後に、すべての点検を終えて韓国軍に引き渡されますが、これで韓国は世界で10番目に軍事専用通信衛星を保有する国となります。韓国軍は今後、監視偵察衛星や早期警報衛星も段階的に確保していく計画です。

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