韓国のプロ野球がスタートして29年目にして、観衆が通算1億人を超えました。
韓国野球委員会(KBO)は先週中に有料の入場者が1億人に達するとみて、全国の球場を訪れる観衆の数をリアルタイムで把握してきました。
そして30日、1億人目の入場者が仁川（インチョン）の文鶴（ムンハク）球場で確認されました。
幸運の1億人目は、仁川市に住む中学1年生のアン・ベクチョル君(13)で、韓国野球委員会から一生、全国の球場を無料で利用できる入場券と、今年11月に中国の光州で開かれるアジア大会への招待券などが贈られました。
1982年に始まった韓国のプロ野球は、4年後に観衆1000万人、1997年には5000万人を超えました。
そして2006年のワールド・ベースボール･クラシックで準決勝に進み、おととしの北京オリンピックでは全勝で史上初めて金メダルをとったことなどから、プロ野球への関心が非常に高まり、去年は史上最多の592万5285人が球場を訪れました。
今年はサッカーのワールドカップというビック・イベントがありますが、先週末も全国の球場が満員になるほど、プロ野球の人気は依然高く、今シーズンの観衆動員数はさらに記録を更新することが期待されます。