G20＝20か国・地域首脳会議に出席するため、中国・杭州を訪問中の朴槿恵（パク・クネ）大統領は5日、イタリアのレンツィ首相、サウジアラビアのムハンマド・ビン・ サルマン副皇太子とそれぞれ会談し、北韓の核問題での協力について意見を交わしました。
イタリアのレンツィ首相との会談で、朴大統領は、「今後も、韓国との緊密な協力を通じ、北韓の核開発阻止のための国際社会の努力に積極的に参加してほしい」と呼びかけました。
これに対し、レンツィ首相は、「韓国の立場を支持し、北韓の核問題で積極的に協力していく」と応えました。
朴大統領は、サウジアラビアの王位継承順位２位の副皇太子、ムハンマド・ビン・ サルマン氏とも会談し、ペルシャ湾岸諸国でつくるGCC＝湾岸協力会議の議長国として、サウジアラビアが北韓の核開発阻止に向けて積極的に協力してほしいと呼びかけました。
これに対し、サルマン副皇太子は、「北韓の活動は湾岸地域の安定も脅かすものだ。北韓問題と関連し、今後も韓国を積極的に支持していく」と応えました。

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