韓国を訪問しているアメリカのパワー国連大使は、｢アメリカは、北韓に圧力をかけるためのあらゆる手段を講じる意思を持っている｣と述べました。
パワー国連大使は、9日、ソウルのアメリカ大使館で記者会見を行い、｢アメリカは、北韓に圧力をかけるためのあらゆる手段を講じる意思を持っている。その手段には、国連の安全保障委員会による外交的な圧力やアメリカ軍による抑止力も含まれる。北韓に対する外交的な圧力とは、北韓を国際社会で孤立させることができるように関係国らを説得することである｣と述べました。
さらに、パワー国連大使は、｢北韓の軍事挑発は、韓国とアメリカだけではなく、国際社会全体の秩序を揺るがすものである。アメリカは、北韓の軍事挑発を真剣に受け止めており、断固たる姿勢で韓国とともに対処していく方針だ｣と強調しました。
パワー国連大使は、8日に韓国入りし、韓国と北韓の軍事境界線にある板門店(パンムンジョム)や、北韓を逃れた脱北者のための施設などを訪問したほか、10日には洪容杓(ホン・ヨンピョ)統一部長官、尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官らと会談する予定です。

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