北韓は、プルトニウムを製造するため寧辺（ヨンビョン）の核施設にある黒鉛型原子炉の運転を再開したもようです。
アメリカのジョンズ・ホプキンズ大学の北韓分析サイト「38ノース」が27日、伝えたところによりますと、寧辺の原子炉で北韓が使用済み核燃料の再処理を始めた可能性があることが衛星画像から明らかになったということです。
この衛星画像は今月22日のもので、原子炉の運転出力などはつかめていませんが、本来は凍っているはずの近くの川の水が凍らずに流れており、かなりの出力で炉を稼働させている可能性があるとしています。
この原子炉は2015年以来、ほぼ停止していましたが、このところ再開準備とみられる動きが確認されていました。
一方、韓国軍当局は、核実験やミサイルの発射など、北韓が何らかの挑発を行う可能性があるとみて、警戒態勢を続けています。

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