北韓 「中長距離弾道ミサイルの発射実験に成功」

北韓は13日、中長距離弾道ミサイル「北極星2型」の試験発射を12日に実施したと発表し、成功したと主張しました。
北韓の国営朝鮮中央通信は、金正恩労働党委員長が試験発射に立ち会ったとしたうえで、このミサイルには核弾頭を搭載することができ、大気圏再突入の過程で迎撃を回避する機能も検証したとしました。
また、今回の試験発射は液体燃料ではなく固体燃料エンジンを使用したと明らかにしました。
固体燃料エンジンは飛行距離を伸ばすほか、発射準備を短縮できることから発射の兆候を事前に探知するのが難しくなります。
韓国軍の関係者は12日、北韓が西部からミサイルを発射、高度550キロに達し、およそ500キロ飛行して日本海に落下したと明らかにしました。
この関係者は、今回発射したミサイルは中距離弾道ミサイル「ムスダン」を改良したものだとする見方を示しました。
北韓はアメリカ領グアムまで射程に入れることを前提に「ムスダン」の開発を進めていて、昨年10月下旬まで8回にわたって試験発射を実施、そのうち成功したのは1発だけです。
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