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ローマ教皇の北韓訪問への期待 文大統領が関係者との面会で表明

ニュース2021-06-18
ローマ教皇の北韓訪問への期待 文大統領が関係者との面会で表明

文在寅(ムン・ジェイン)大統領がヨーロッパ歴訪中にカトリック教会の関係者らに会い、ローマ教皇フランシスコの北韓訪問について言及したことが、注目を集めています。
文大統領は現地時間の17日、スペインへの国賓訪問の最後の日程として、バルセロナにあるサグラダ・ファミリア教会でフアン・ホセ・オメリャ枢機卿に会い、人類の平和や融合について話を交わしました。
これに先立ち、オーストリアを国賓訪問していた15日には、ハイリゲンクロイツ修道院を訪問し、「まだ教皇の北韓訪問が実現していないが、近い将来その日が訪れることを期待している」と述べています。
文大統領は、韓米首脳会談のために先月ワシントンを訪問した際も、グレゴリー枢機卿と面会し、「教皇の北韓訪問を期待する」と述べています。
フランシスコ教皇は、2018年にローマを訪問した文大統領と会談した際に、金正恩(キム・ジョンウン)氏からの公式の招きがあれば「行くことができる」と述べるなど、これまでたびたび北韓訪問の意思を表明してきました。
このほどローマ教皇庁の聖職者省長官に韓国の兪興植(ユ・フンシク)司教が任命されたことも、フランシスコ教皇の北韓訪問を視野に入れたものであると受け止められています。
兪司教は、これまで4回北韓を訪れており、ローマ教皇庁と南北をつなぐ架け橋の役割を担うことが期待されています。
統一部の関係者は17日、フランシスコ教皇が北韓を訪問することへの期待感が高まっていることについて、「北韓訪問が実現すれば、韓半島の平和プロセスに大きく寄与できる。政府は北韓訪問の実現のために必要な支援を行っていく」と述べました。

[Photo : YONHAP News]

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