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北韓 前線部隊が短距離ミサイル運用へ、作戦計画の修正

ニュース2022-06-23
北韓 前線部隊が短距離ミサイル運用へ、作戦計画の修正

北韓は、核弾頭を搭載できる短距離ミサイルなどを軍の前線部隊で運用するため、作戦任務の追加や作戦計画の修正を行っているもようです。 
朝鮮中央通信が23日、報じたところによりますと、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は21日に続いて22日も朝鮮労働党中央軍事委員会拡大会議を開き、軍の前線部隊の作戦任務の追加指定や作戦計画の修正、組織改編について議論したということです。
また軍事作戦を総括する李太燮(リ・テソブ)総参謀長が金委員長の前で韓半島東の海、東海の作戦計画地図を指しながら説明する姿を収めた写真を公開しました。
北韓は2017年8月にも、グアムを含めたミサイルの射程範囲を示す地図を前に金委員長が報告を受ける場面を収めた写真を公開しましたが、壁にかけられた韓半島の作戦計画地図を意図的にそのまま映すことで、韓国を威嚇する狙いがあるとみられています。
軍の前線部隊の作戦任務の追加や作戦計画の修正、組織改編の中身については具体的に触れませんでしたが、ことし4月に金委員長の立ち合いの下、発射に成功した新型戦術誘導兵器など核弾頭を搭載できる短距離ミサイルの運用と関係があるとみられます。
当時北韓は戦術核兵器を前線の砲兵部隊で運用するとし、短距離弾道ミサイルの前線部隊への配備方針を明らかにしています。
党中央軍事委員会拡大会議の開催は去年6月11日以降、およそ1年ぶりで、7回目の核実験に向けすべての準備を終えたと言われるなかで開かれたことから、核実験に関する言及があるかに関心が集まっています。

[Photo : YONHAP News]

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