アメリカを訪れている李鐘燮（イ・ジョンソプ）国防部長官は現地時間の28日、ワシントンで歴代の韓国駐留アメリカ軍司令官と昼食を兼ねた懇談会を開き、韓米同盟の発展について意見を交わしたと、国防部が29日明らかにしました。
懇談会には、現在、韓国駐留アメリカ軍司令官を務めるポール・ラカメラ氏をはじめ、かつて韓国駐留アメリカ軍司令官を務めたジョン・ティレリ氏、ウォルター・シャープ氏、ビンセント・ブルックス氏が出席しました。
韓米連合軍司令部の副司令官を務めた鄭承兆（チョン・スンジョ）氏、任浩永（イム・ホヨン）氏、崔秉赫（チェ・ビョンヒョク）氏らも出席しました。
懇談会で、元韓国駐留アメリカ軍司令官らは、北韓の核・ミサイル脅威を含め、国際社会が多様な脅威に直面していると指摘し、こうした時こそ、韓米がより緊密に協力して対応しなければならないと指摘したいうことです。
李鐘燮長官は、高度化した北韓の核・ミサイル脅威を抑止するには韓米間の緊密な協力が重要であると強調し、韓米連合防衛態勢の強化に向けた多様な措置が推進されていると説明しました。
これに先立ち、李長官は現地時間の28日、韓米同盟財団と韓国駐留アメリカ軍戦友会が共同で主管した「韓米同盟未来平和カンファレンス」に出席して祝辞を述べ、韓国戦争参戦勇士と韓国駐留アメリカ軍の献身と友情に感謝の意を示しました。
李長官は、現地時間の29日にワシントンでロイド・オースティン国防長官と会談し、北韓問題など韓半島の安全保障情勢について意見交換する見通しです。

[Photo : YONHAP News]