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北韓が金正恩氏の警護を強化 安倍氏銃撃事件影響か

ニュース2022-08-01
北韓が金正恩氏の警護を強化 安倍氏銃撃事件影響か

北韓が、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の公開活動の際の身辺警護を強化したことがわかりました。
これまでの公開活動では、警護員の姿がほどんど見られなかったため、安倍晋三元首相が凶弾に倒れた事件が影響しているとの見方が出ています。
韓国戦争の休戦協定締結69周年に合わせて先月28日に開かれた「全国老兵大会」に参加した金委員長のそばで、警護員らが密着警護を行っている姿が確認されたと、聯合ニュースが31日、明らかにしました。
また、金委員長が、老兵士の前を手を振りながら通り過ぎる際にも、屈強な体格の警護員4~5人が近くで警護に当たっていたということです。金委員長が公開活動を行う際に、警護員たちが密着警護を行っている姿は、ここ数年間見られておらず、去年の全国老兵大会で参加者らと記念撮影を行った際にも、金委員長の近くで警護に当たっている警護員の姿は見られませんでした。金委員長の身辺警護が強化されたことについて、安倍元首相が凶弾に倒れた事件が影響した可能性が提起されています。北韓大学院大学の梁茂進(ヤン・ムジン)教授は、「金委員長の身辺警護は、海外を訪問した際を除くと、ほとんど見られなかった」としたうえで、「安倍元首相の銃撃事件が、最高指導者に対する警護措置の強化につながった可能性がある」と話しました。ただ、「すでに内部統制に自信を持っている金委員長が直接指示したわけではなく、万が一の事態に備えて、警護当局が自主的に強化措置を取った可能性がある」と分析しました。

[Photo : YONHAP News]

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