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韓国外相と北韓大使が「遭遇」 カンボジアで短時間の対話

ニュース2022-08-05
韓国外相と北韓大使が「遭遇」 カンボジアで短時間の対話

ASEAN=東南アジア諸国連合関連の会議のため、カンボジアを訪問している朴振(パク・ジン)外交部長官は4日、同じく現地入りしている北韓の安光日(アン・グァンイル)ASEAN代表部大使兼駐インドネシア大使と短時間、対話したことがわかりました。
外交部によりますと、朴氏は4日夜にプノンペンで開かれたASEAN関連の夕食会の席で安氏と顔を合わせたということです。
外交部は、両氏が会話する様子を映した写真を公開しましたが、会話の内容は明らかになっていません。
安氏は、崔善姫(チェ・ソンヒ)外相が新型コロナの流行などで出国が難しくなったため、代理で出席したものとみられます。
朴氏と安氏はともに、5日のARF=ASEAN地域フォーラムに出席します。
ARFでは、台湾海峡問題やロシアのウクライナ侵攻に加え、韓半島問題も主な議題のひとつになるとみられ、北韓が核・ミサイル挑発などについてどのような立場を示すのか注目されます。
これに先立って、朴外相は4日、日本の林芳正外相とおよそ30分間会談しました。
韓日外相会談は、先月18日に朴氏が東京で林氏と会談してから18日ぶりに行われました。
朴氏は会談後、記者らに対し、「韓半島情勢が厳しい状況にあるため、韓国と日本そして韓国、アメリカ、日本の3か国の協力を続けていくことで意見が一致した」と述べました。
会談で、両氏は、元徴用工問題など韓日間の懸案について早期解決を目指して政府間の協議を加速させることで一致したということです。
韓国政府は、徴用問題の解決策を見いだすために官民協議会を立ち上げ、三菱重工業の韓国内資産の売却命令をめぐって最高裁に当たる大法院に意見書を提出するなど努力を傾けていますが、会談ではこれについては言及しなかったもようです。

[Photo : YONHAP News]

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