北韓が28日午後、弾道ミサイル2発を発射したことを受けて、NSC＝国家安全保障会議の常任委員会が緊急会合を開き、対応策を協議しました。 
大統領室が28日、発表したところによりますと、金聖翰（キム・ソンハン）国家安保室長主宰の会議には、外交部長官、統一部長官、国防部長官、国家情報院長らが出席しました。
出席者らは、国連安保理決議に繰り返し違反している北韓の挑発を強く糾弾し、国民の安全を守るため常に警戒態勢を維持し、韓米首脳間で合意している拡大抑止力や韓米連合防衛態勢を強化していくことを確認しました。
さらに出席者らは、現在、韓半島東の海、東海上で韓米合同軍事演習が行われているほか、アメリカのハリス副大統領が29日、韓国を訪れることを踏まえ、「北韓が今月25日の弾道ミサイルの発射に次いで、再び挑発に出たことに注目し、動向を注意深く見守る」と述べました。
北韓は28日午後6時10分ごろと20分ごろ、平壌（ピョンヤン）順安（スンアン）付近から東海に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射しています。
大統領室によりますと、尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領は今回の北韓のミサイル発射についてただちに報告を受けたということです。

[Photo : KBS News]