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北韓が中距離弾道ミサイル発射 日本上空を通過

ニュース2022-10-04
北韓が中距離弾道ミサイル発射 日本上空を通過

韓国軍の合同参謀本部は、北韓が4日午前7時23分ごろに、北部の慈江道(チャガンド)舞坪里(ムピョンリ)付近から中距離弾道ミサイル1発を発射し、ミサイルは 日本の上空を通過したと発表しました。 
飛距離はおよそ4500キロ、最大高度はおよそ970キロ、最高速度はおよそマッハ17としています。
北韓はことし1月にも慈江道から中距離弾道ミサイル「火星12型」を東に向けて発射していますが、通常よりも高い角度の弾道で発射したため、日本列島を越えず、韓半島の東の海に落下しています。
今回は「火星12型」を最大飛距離で発射したものとみられます。
これは北韓の平壌からおよそ3500キロ離れたアメリカ領のグアム島の米軍基地を射程に収めることを誇示する狙いがあるものと分析されています。 
このところ北韓は、ロシア製短距離弾道ミサイル「イスカンデル」の北韓版と呼ばれる「KN23」、アメリカ陸軍の戦術ミサイル「ATACMS(エイタクムス)」に似た「KN24」、北韓が「超大型放射砲」と呼ぶ「KN25」など、さまざまな種類の弾道ミサイルを発射していますが、いずれも短距離ミサイルだったため、挑発の度合いをやや下げていると見られていましたが、今回は中距離の弾道ミサイルを発射し、一気に挑発のレベルを高めました。
今回のミサイル発射を含め、北韓は今年に入って21回も弾道ミサイルを発射し、異例のペースでの軍事挑発が続いています。

[Photo : KBS News]

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