ニュース

韓半島 A to Z

主なニュース

北韓、2種類のミサイルを初めての場所から発射

ニュース2022-10-06
北韓、2種類のミサイルを初めての場所から発射

韓国軍は、北韓が6日に2種類のミサイルを発射した平壌(ピョンヤン)の三石(サムソク)という場所はこれまでミサイルの発射に使われたことがないと発表していますが、これは北韓が有事の際に様々なシチュエーションを想定したものという分析が出ています。
韓国軍の合同参謀本部によりますと、北韓は6日午前6時1分ごろから23分ごろにかけて、平壌(ピョンヤン)の三石付近から韓半島東の海、東海に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射したということです。
1発目は飛行距離350キロ、高度80キロ、速度およそマッハ5で、2発目は飛行距離800キロ、高度60キロ、速度およそマッハ6だったと推定されています。
また、1発目は北韓が「超大型放射砲」と呼んでいるミサイル「KN-25」で、2発目は、低い高度を変則軌道で飛ぶイスカンデルミサイルの北韓改良版「KN-23」の可能性が高いとされています。
これまでの発射パターンからして、KN-23の場合、多様な重さの弾頭を試す性能実験だった可能性があります。
さらに、これまで主なミサイル発射場として使われていた平壌の順安(スナン)飛行場ではなく、三石から発射されたのは初めてです。
軍事専門家は、「異なる種類のミサイルを慣れていない場所から発射することで、有事の際に備えて、多様な場所で多様なミサイルの発射を想定した実験を行った可能性があり、敵による打撃と迎撃を困難にさせる狙いがある」との見方を示しています。
韓米の情報当局は、ミサイルの詳細についてさらなる分析しています。

[Photo : YONHAP News]

新着ニュース