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無人機 「南北いずれも休戦協定違反」国連司令部

ニュース2023-01-27
無人機 「南北いずれも休戦協定違反」国連司令部

先月、北韓の無人機が韓国の領空を侵犯し、それに対抗する措置として韓国軍が無人機を北韓側に飛ばしたことについて、国連軍司令部が南北いずれも休戦協定に違反したという見解を示しました。  
 
国連軍司令部は 26日、特別調査の結果を発表し、そのなかで「北韓軍の無人機が韓国の領空を侵犯した行為は、北韓側の休戦協定違反であり、対抗措置として韓国軍が北韓の領空に無人機を飛ばした行為も休戦協定違反だ」と指摘しました。
 
一方、北韓の無人機が韓国の領空を侵犯した際、韓国軍が領空内で警告放送と警告射撃を行い、撃墜を試みた行為は、休戦協定に反しないとしました。
 
国連軍司令部は、特別調査について、「国連軍司令部の軍事停戦委員会が先月26日から進め、調査の公正性や休戦条項の順守のため、中立国監視委員会が立ち会った」と説明しました。
 
国連軍司令部の関係者は、「偶発的および意図的な事件のリスクを軽減し、韓半島での敵対行為の停止を維持する上で、休戦条項の順守が不可欠であることを再確認する」と述べました。
 
これに対して韓国の国防部は、「こうした見解は、国連軍司令部の本来の任務である休戦協定の管理という面で示したものだとみている。韓国軍が軍事境界線の北側に無人機を飛ばしたのは、北韓の侵犯に対する自衛措置であり、休戦協定によって制限されるものではない」と反論しました。

[Photo : YONHAP News]

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